DeFiで月10万円稼ぐには?仮想通貨初心者向けに徹底解説!

「DeFiで月10万円を稼ぎたいけど、専門用語が多くて何から始めればいいか分からない…」
「大きな利益は魅力的だけど、詐欺や価格暴落で大切な資産を失うのは怖い」

そんな期待と不安を抱えて、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。

結論から言えば、DeFiで月10万円を稼ぐことは、正しい知識と手順を学べば十分に現実的な目標です。

なぜなら、DeFiはまだ新しい金融の仕組みであり、多くの人がその可能性に気づいていないからです。

つまり、今この段階でしっかりと学び、行動することで、先行者としての利益を得やすい状況にあります。

この記事では、仮想通貨に一度も触れたことのない初心者の方でも理解できるよう、以下の内容を徹底的に解説します。

  • DeFiで月10万円を稼ぐための現実的なシミュレーション
  • そもそもDeFiとは何か?という基本の仕組み
  • 初心者でも始めやすい具体的な稼ぎ方5選
  • 口座開設から運用開始までの全5ステップ
  • 大切な資産を失わないための5つのリスク対策

専門用語は極力使わず、図やたとえ話を交えながら解説を進めていきます。

この記事を最後まで読めば、DeFiに対する漠然とした不安は消え、月10万円の副収入に向けた確かな一歩を踏み出せるはずです。

目次

DeFiで月10万円は現実的?目標達成に必要な資金額と利回りをシミュレーション

投資の世界では、利益は「元本 × 利回り」で決まります。

「月10万円」という目標が、どれくらい現実的なのか、まずは具体的な数字でイメージしてみましょう。

ここでは、比較的安定した利回りと、少し積極的な利回りの2つのパターンで、月10万円(年間120万円)の利益を得るために必要な元本を試算してみます。

シミュレーション①:安定的な年利5%で月10万円を目指す場合

まず、DeFiの中でも比較的リスクを抑えたステーキングなどで達成可能な「年利5%」で運用した場合を考えてみます。

この場合の計算式は以下の通りです。

年間目標利益120万円 ÷ 年利0.05 = 必要な元本2,400万円

年利5%で月10万円の不労所得を得るには、2,400万円という大きな元手が必要になることが分かります。

この数字を見ると、少し遠い目標に感じるかもしれません。

シミュレーション②:積極的な年利20%で月10万円を目指す場合

次に、イールドファーミングなどで狙える現実的な高利回りとして「年利20%」で運用した場合です。

計算式はこうなります。

年間目標利益120万円 ÷ 年利0.20 = 必要な元本600万円

必要な元本は600万円まで下がりました。

しかし、一般的に利回りが高くなればなるほど、それに伴うリスクも大きくなることを忘れてはいけません。

結論:一攫千金ではなく「複利」で着実に資産を育てるマインドが重要

シミュレーションの結果を見て、「そんな大金はないから無理だ」と感じた方もいるかもしれません。

しかし、ここで重要になるのが**「複利」**の考え方です。

複利とは、投資で得た利益を元本に加えて再投資することで、雪だるま式に資産を増やしていく方法です。

例えば、100万円を年利20%で運用すれば、1年後には20万円の利益が出ます。

その20万円を元本の100万円に加え、次は120万円を元手に運用するのです。

すると、次の1年間の利益は24万円となり、利益そのものが増えていきます。

最初から大きな元本がなくても、少額から始めて得た利益をコツコツと再投資し続けることで、時間をかけて目標金額に到達することは十分に可能です。

DeFiは一攫千金の魔法ではなく、長期的な視点で資産を育てていくためのツールと捉えることが大切です。

【超入門】DeFiとは?今さら聞けない仕組みを3つのポイントで解説

シミュレーションで具体的なイメージが湧いたところで、そもそも「DeFi」とは何なのかを簡単に解説します。

専門用語が多くて難しく感じるかもしれませんが、要点はたった3つです。

この3つさえ押さえれば、DeFiの本質を理解できます。

ポイント①:銀行や証券会社がいない「分散型金融」

DeFiは「Decentralized Finance」の略で、日本語では**「分散型金融」**と訳されます。

最大の特徴は、銀行や証券会社といった仲介役(中央管理者)が存在しないことです。

例えば、私たちが銀行で誰かにお金を送金するとき、必ず銀行という仲介者を通します。

そのため、私たちは銀行に手数料を支払い、銀行の営業時間に合わせて手続きをする必要があります。

一方でDeFiは、こうした仲介者がいないため、手数料が安く、24時間365日いつでも世界中の誰とでも直接お金のやり取りができるのです。

ポイント②:ブロックチェーン上で動く自動プログラム「スマートコントラクト」

では、なぜ仲介者がいなくても安全に取引ができるのでしょうか。

その答えが、**「スマートコントラクト」**という技術です。

これは、「もしAという条件が満たされたら、Bという契約を自動で実行する」というプログラムのことです。

身近な例で言えば、自動販売機がスマートコントラクトに似ています。

私たちは「正しい金額のお金を入れる」という条件を満たすと、「飲み物が出てくる」という契約が自動的に実行されます。

このやり取りに、店員さんという仲介者は必要ありません。

DeFiでは、この賢い自動販売機のようなプログラムが、お金の貸し借りや両替といった金融取引をすべて自動で実行してくれるのです。

そして、この取引の記録はブロックチェーンという改ざんが極めて困難な技術で管理されるため、安全性が担保されています。

ポイント③:株式投資やFXとの違いは?DeFiのメリット・デメリット

DeFiが他の投資とどう違うのか、株式投資と比較してみましょう。

比較項目DeFi株式投資
仲介者いない(個人間で直接取引)証券会社
取引時間24時間365日平日の市場が開いている時間のみ
手数料比較的安い証券会社ごとに異なる
想定利回り年利数%~数十%以上も年利数%程度が一般的
必要なものウォレット、仮想通貨証券口座、日本円
リスク価格変動、ハッキング、詐欺価格変動、企業の倒産
法整備発展途上整っている

このように、DeFiは高い利回りや利便性という大きなメリットがある一方で、法整備が追いついていないなどのデメリットも存在します。

DeFiで稼ぐ代表的な5つの方法|初心者におすすめはどれ?

DeFiの世界には、様々な稼ぎ方が存在します。

ここでは、代表的な5つの方法を紹介します。

それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を見つけることが大切です。

① ステーキング:仮想通貨を預けて報酬を得る【初心者向け度:★★★★★】

ステーキングは、特定の仮想通貨を保有してブロックチェーンのネットワークに参加することで、報酬を得る仕組みです。

銀行の定期預金に似ています。

ただ仮想通貨を専用のウォレットに預けておくだけで、利息のように新しい仮想通貨がもらえるため、初心者にとって最もシンプルで始めやすい方法です。

② レンディング:仮想通貨を貸し出して利息を得る【初心者向け度:★★★★☆】

レンディングは、自分が保有している仮想通貨を、借りたい人に貸し出すことで利息収入を得る方法です。

個人向けの融資のようなイメージです。

貸し手と借り手は、スマートコントラクトによって自動的にマッチングされます。

一般的に、銀行預金よりもはるかに高い金利が設定されているのが魅力です。

③ イールドファーミング:流動性を提供して高い利回りを目指す【中級者向け度:★★★☆☆】

イールドファーミングは、DeFiの代表的な稼ぎ方の一つです。

日本語では**「収益農業」**と訳され、DEX(分散型取引所)に2種類の仮想通貨ペアを預け入れ(流動性提供)、その見返りとして手数料や独自のトークンを得る仕組みです。

高いリターンが期待できる一方で、後述する「インパーマネントロス」という特有のリスクがあるため、中級者向けとされています。

④ DEXでのスワップ(両替):取引手数料の一部を狙う

これは直接的な稼ぎ方というより、③のイールドファーミングの報酬の源泉となる仕組みです。

DEXでは、ユーザーが仮想通貨を交換(スワップ)する際に少額の手数料を支払います。

この手数料が、流動性を提供してくれているイールドファーマーたちに報酬として分配されるのです。

つまり、流動性を提供することは、DEXの取引を支える重要な役割を担っていることになります。

⑤ DeFi関連銘柄への投資:将来性のあるトークンに投資する

これはDeFiサービスを「利用する」のではなく、有望なDeFiプロジェクトそのものに「投資する」方法です。

各プロジェクトは、ガバナンストークンと呼ばれる独自の仮想通貨を発行しています。

これは株式会社の「株式」のようなもので、保有者はプロジェクトの運営方針に関する投票に参加できたりします。

将来性のあるプロジェクトのトークンを安いうちに購入し、価値が上がったときに売却することで利益を狙います。

ハイリスク・ハイリターンな方法と言えるでしょう。

【5ステップで完了】画像で解説!DeFiの始め方 完全ガイド

ここからは、実際にDeFiを始めるための具体的な手順を5つのステップで解説します。

この通りに進めれば、誰でも迷うことなくDeFiの世界に足を踏み入れることができます。

Step1:国内の仮想通貨取引所で口座開設する

DeFiを始めるには、まず手持ちの日本円を仮想通貨に交換する必要があります。

そのためには、国内の仮想通貨取引所の口座が必須です。

金融庁に登録されている、セキュリティがしっかりした取引所を選びましょう。

![画像:国内取引所のロゴ一覧]

手続きはオンラインで完結し、スマートフォンと本人確認書類(運転免許証など)があれば10分程度で申し込みが完了します。

Step2:イーサリアム(ETH)などの基軸通貨を購入する

口座開設が完了したら、日本円を入金し、仮想通貨を購入します。

多くのDeFiサービスはイーサリアムというブロックチェーン上で動いているため、まずは**イーサリアム(ETH)**を購入するのがおすすめです。

ETHは、DeFiの世界での共通通貨のような役割を果たします。

![画像:取引所でのETH購入画面]

Step3:MetaMask(メタマスク)ウォレットを作成する

次に、DeFiサービスを利用するための「お財布」となるウォレットを作成します。

最も広く使われているのが**MetaMask(メタマスク)**です。

これは、Google Chromeなどのブラウザの拡張機能や、スマートフォンのアプリとして無料でインストールできます。

![画像:MetaMaskのインストール画面]

作成時に表示される**「シークレットリカバリーフレーズ」(12個の英単語)は、絶対に誰にも教えてはいけません。**

これは金庫のマスターキーと同じで、これが漏れると資産をすべて盗まれてしまいます。

必ずオフライン(紙に書き留めるなど)で、安全な場所に保管してください。

Step4:取引所からMetaMaskへ仮想通貨を送金する

国内取引所で購入したETHを、作成したMetaMaskに送金します。

ここで最も注意すべきなのは、送金先アドレスを間違えないことです。

アドレスは非常に長い英数字の羅列なので、手入力はせず、必ずコピー&ペースト機能を使いましょう。

![画像:送金画面とアドレス入力欄]

初めて送金する際は、まず少額を送って無事に着金するかを確認する「テスト送金」を行うことを強くおすすめします。

Step5:DeFiサービスにMetaMaskを接続して運用を開始する

MetaMaskにETHが着金したら、いよいよDeFiサービスを利用できます。

利用したいDeFiサービスの公式サイトにアクセスし、「Connect Wallet」といったボタンをクリックします。

![画像:DeFiサイトのConnect Walletボタン]

するとMetaMaskが起動し、接続の許可を求められるので承認します。

これだけで、あなたのウォレットとDeFiサービスが連携され、ステーキングやレンディングなどの操作が可能になります。

Web3のプロが厳選!初心者がまず使うべき鉄板DeFiサービス3選

世の中には無数のDeFiサービスが存在し、「どれを使えばいいか分からない」と迷ってしまうかもしれません。

そこで、Web3投資情報メディア「ringotrading.com」が、実績・安全性・使いやすさの観点から、初心者が最初に使うべき鉄板サービスを3つ厳選しました。

① Lido (LDO):ETHを預けて手軽にステーキングできる代表格

Lidoは、イーサリアムのステーキングを手軽に行える「リキッドステーキング」という分野で圧倒的なシェアを誇るサービスです。

通常、ETHのステーキングには技術的な制約がありますが、Lidoを使えば誰でも簡単に参加できます。

ETHを預けると、その証明として「stETH」というトークンがもらえ、それをさらに別のDeFiで運用することも可能です。

② Aave (AAVE):大手レンディングサービスで安心感抜群

Aaveは、仮想通貨の貸し借り(レンディング)ができるプラットフォームの最大手の一つです。

長い運営実績と莫大な預かり資産があり、セキュリティ監査もしっかり受けているため、信頼性が非常に高いのが特徴です。

安定した利回りを狙いたい初心者の方に最適です。

③ Uniswap (UNI):世界最大級のDEX(分散型取引所)に触れてみる

Uniswapは、世界で最も利用されているDEX(分散型取引所)です。

まずは様々な仮想通貨を交換(スワップ)する機能を試してみて、DeFiの基本的な操作に慣れるのに最適なプラットフォームです。

流動性提供(イールドファーミング)に挑戦する際にも、中心的な存在となります。

資産を守る!初心者が陥りがちなDeFiの5大リスクと具体的な対策法

DeFiの高いリターンは魅力的ですが、その裏には必ずリスクが存在します。

しかし、リスクを正しく理解し、事前に対策を講じることで、その危険性を大幅に減らすことができます。

ここでは、初心者が特に注意すべき5つのリスクとその対策を解説します。

リスク① ハッキング・不正流出 → 対策:ハードウェアウォレットの活用

MetaMaskなどのウォレットは常にインターネットに接続されているため、ウイルス感染などによるハッキングのリスクがゼロではありません。

対策: 資産の安全性を高めるには、秘密鍵をオフラインで管理できるハードウェアウォレットの利用が有効です。Ledger社やTrezor社の製品が有名で、数万円の投資でセキュリティを格段に向上させることができます。

リスク② 詐欺・ラグプル → 対策:プロジェクトの見極めポイント

異常に高い利回りを謳い文句に投資家から資金を集め、ある日突然プロジェクトごと資金を持ち逃げする**「ラグプル(出口詐欺)」**が横行しています。

対策: 投資する前に、以下の点を確認しましょう。

  • 公式サイトやホワイトペーパー(事業計画書)の内容がしっかりしているか
  • 開発チームの経歴が公開されているか(匿名チームは要注意)
  • X(旧Twitter)やDiscordなどのコミュニティが活発か

「うますぎる話」は、まず疑う姿勢が大切です。

リスク③ インパーマネントロス → 対策:仕組みの理解と安定ペアの選択

これはイールドファーミング特有のリスクです。

預け入れた2種類の仮想通貨の価格比率が大きく変動すると、**「ただ保有していた場合に比べて資産が目減りしてしまう」**現象が起こります。

対策: まずはこの仕組みを理解することが第一です。リスクを抑えるには、USDCやUSDTといった米ドルと価格が連動するステーブルコイン同士のペアを選ぶのが有効です。

リスク④ 仮想通貨の価格変動 → 対策:分散投資と長期目線の徹底

DeFiサービス自体の問題ではなく、預け入れている仮想通貨そのものの価格が暴落するリスクです。

対策: これは全ての投資に共通する基本ですが、**「卵は一つのカゴに盛るな」**という格言の通り、一つの通貨やサービスに資産を集中させず、複数の対象に分散させることが重要です。また、短期的な価格の上下に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けましょう。

リスク⑤ スマートコントラクトの脆弱性 → 対策:第三者機関による監査済みサービスを選ぶ

スマートコントラクトは人間が作ったプログラムであるため、バグや設計ミス(脆弱性)が存在する可能性があります。悪意のあるハッカーにこの脆弱性を突かれて、資金が流出する事件も過去に起きています。

対策: 信頼できるプロジェクトは、CertiKなどの専門の監査機関にスマートコントラクトのチェックを依頼し、その監査レポートを公開しています。投資する前に、監査を受けているかを確認する習慣をつけましょう。

【意外と知らない】DeFiの利益にかかる税金と日本円への出金(現金化)方法

DeFiで利益が出た後、必ず考えなければならないのが「税金」と「現金化」です。

これを怠ると、後で思わぬトラブルに発展する可能性があるので、しっかりと理解しておきましょう。

DeFiの利益はいつ確定する?税金計算の基本

DeFiで得た利益は、日本の税法上**「雑所得」**として扱われ、確定申告が必要です。

利益が確定する(課税対象となる)主なタイミングは以下の通りです。

  • 仮想通貨を売却して日本円に換金したとき
  • 保有している仮想通貨で**別の仮想通貨を購入(交換)**したとき
  • ステーキングやレンディングで報酬を受け取ったとき

特に、仮想通貨同士の交換でも課税対象になる点は見落としがちなので注意が必要です。

年間の利益が20万円を超える会社員の方は、原則として確定申告が必要になります。

損益計算は非常に複雑なため、専門の計算ツールを利用するか、税理士に相談することをおすすめします。

MetaMaskから国内取引所経由で日本円に出金する手順

DeFiで得た利益を最終的に現金化するには、以下の流れになります。

  1. DeFiサービスで得た仮想通貨を、MetaMaskウォレットに送る。
  2. MetaMaskから、最初に口座開設した国内の仮想通貨取引所に送金する。
  3. 国内取引所で、送金した仮想通貨を日本円に売却する。
  4. 取引所から、自分の銀行口座に出金手続きを行う。

この手順を踏むことで、DeFiで得た利益を安全に現金として受け取ることができます。

まとめ:DeFiで月10万円は夢じゃない!今日から始める第一歩

今回は、DeFiで月10万円を稼ぐための完全ロードマップを解説しました。

最後に、この記事の重要なポイントを振り返ります。

  • 月10万円は現実的:ただし、一攫千金ではなく「複利」を活かした長期的な視点が重要。
  • DeFiの正体:仲介者のいない、スマートコントラクトで動く新しい金融の仕組み。
  • 稼ぎ方は多様:初心者は低リスクな「ステーキング」や「レンディング」から始めるのがおすすめ。
  • 始め方は5ステップ:国内取引所 → ETH購入 → MetaMask → 送金 → DeFi接続 の流れ。
  • リスク対策が最重要:資産を守る知識がなければ、利益を出すことはできない。

DeFiは、これまでの金融の常識を覆すほどの大きな可能性を秘めています。

もちろんリスクも存在しますが、それを正しく理解し、慎重に行動すれば、あなたの資産形成を力強く後押ししてくれるはずです。

「難しそう」と感じるかもしれませんが、まずは第一歩として国内の仮想通貨取引所で口座を開設してみることから始めてみてはいかがでしょうか。

今日の小さな行動が、未来の経済的な自由につながるかもしれません。