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老後資金の準備やインフレへの備えなど、50代になるとお金に関する悩みはより現実味を帯びてきます。
そんな中、新しい資産形成の手段として「ビットコイン」に興味を持つ方が増えています。
しかし同時に、「今から始めてももう遅いんじゃない?」「なんだか難しそうで、怪しい…」といった不安やためらいを感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、その考えは誤解かもしれません。
50代の今だからこそ、ビットコイン投資は老後の資産を守り、育てるための選択肢の一つになり得ます。
この記事では、50代の投資初心者の方に向けて、以下の点を分かりやすく解説していきます。
- なぜ50代からでもビットコインは遅くないのか
- ビットコインの基本的な仕組みとメリット・リスク
- スマホで完結する、安全なビットコインの始め方
- 初心者におすすめの暗号資産取引所
この記事を読めば、ビットコインに対する漠然とした不安が解消され、資産を守るための知識として、安全な第一歩を踏み出すことができるはずです。
50代からビットコインはもう遅い?今が始めどきな3つの理由

「ビットコイン」と聞くと、数年前に大きな話題になったため、「もうブームは終わったのでは?」と感じるかもしれません。
しかし、結論から言うと、50代から資産形成の一つとしてビットコイン投資を始めるのは、決して遅くありません。
むしろ、社会的な信頼性が高まってきた今だからこそ、始めるのに適した時期とも言えます。
その理由は、主に3つあります。
理由1:世界的な大企業や金融機関も資産として認め始めている
かつては一部の技術者や投資家のものであったビットコインは、今やその価値が社会的に広く認められつつあります。
アメリカの一部の企業が自社の資産としてビットコインを購入したり、一部の金融機関が富裕層向けの投資商品として取り扱いを検討したりする動きが見られます。
このように、ビットコインはかつての「怪しい」イメージから脱却し、株式や金(ゴールド)のように、信頼できる資産の一つとして扱われるようになっているのです。
理由2:500円程度の「お試し感覚」から始められる
「ビットコインは1枚数百万円もする高価なもの」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもまとまった資金は必要ありません。
実は、ほとんどの国内暗号資産取引所では、数百円から1,000円程度の少額からビットコインを購入できます。
例えば、Coincheckでは500円から購入が可能です。
まずはジュース数本分のお金で「お試し」感覚で始めてみて、慣れてきたら少しずつ金額を増やしていく、といった柔軟な始め方ができます。
理由3:新NISAとの併用で資産形成の選択肢が広がる
50代の方の中には、すでに新NISAで積立投資を始めている方も多いでしょう。
ビットコインは、NISAで投資する投資信託や株式とは異なる値動きをする傾向という傾向があります。
そのため、NISAで手堅く資産の土台を築きつつ、ポートフォリオの一部にビットコインを加えることで、資産全体のリスクを分散させながら、より大きなリターンを目指すという戦略も可能になります。
いわば「守りのNISA、攻めのビットコイン」といった形で、資産形成の選択肢を広げることができるのです。
そもそもビットコインとは?専門用語を使わずに仕組みを解説

では、そもそもビットコインとは一体何なのでしょうか。
ここでは、難しい専門用語をなるべく使わずに、その本質と仕組みを解説します。
ビットコインの正体は「インターネット上の金(ゴールド)」
ビットコインを一番イメージしやすいのは、「インターネット上で使える金(ゴールド)」と考えることです。
金と同じように、ビットコインにも埋蔵量、つまり発行される上限枚数があらかじめ決まっています(約2100万枚)。
日本円や米ドルのように、国が必要に応じて無限に発行できるお金とは違い、その希少性から価値が生まれるのです。
また、特定の国や企業が管理しているわけではないため、世界中のどこでも同じ価値を持つ「世界共通の資産」という側面もあります。
なぜ価値が保証される?「ブロックチェーン」技術のすごい仕組み
ビットコインの信頼性を支えているのが、「ブロックチェーン」という技術です。
これを例えるなら、「世界中の人たちがみんなで監視している、絶対に改ざんできない取引ノート」のようなものです。
誰かがビットコインを送金すると、その取引記録がブロックに詰め込まれます。
そして、その箱が鎖(チェーン)のように過去の取引記録に繋がっていき、その情報は世界中のコンピューターに共有されます。
もし誰かが不正に記録を書き換えようとしても、世界中の監視の目があるため、すぐに矛盾が見つかってしまいます。
この仕組みによって、銀行のような中央管理者がいなくても、取引の正しさが保証されているのです。
50代がビットコインを持つべき3つのメリット【老後資金の備え】

ビットコインの基本を理解した上で、私たち50代が資産として持つことのメリットを、老後資金の観点から3つご紹介します。
メリット1:インフレや円安に強い「守りの資産」になる
近年、様々な商品の値上げが続いており、お金の価値が実質的に下がる「インフレ」が進んでいます。
銀行に預けていても金利はごくわずかなので、預金は実質的に目減りしている状況です。
ビットコインは発行上限が決まっているため、インフレに強い資産と言われています。
また、日本円の価値が相対的に下がる「円安」の局面でも、世界共通の価値を持つビットコインは、資産価値を守るための一つの手段となり得ます。
メリット2:株式や預金とは違う値動きでリスクを分散できる
投資の基本に「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。
これは、すべての資産を一つの場所に集中させず、複数の異なる資産に分けて投資することで、リスクを分散させるという考え方です。
ビットコインは、株式や債券といった伝統的な金融商品とは異なる要因で価格が動くことがあります。
そのため、株式市場が不調な時でも、ビットコインの価値は影響を受けにくい、あるいは逆に上昇することもあります。
ポートフォリオにビットコインを加えることで、資産全体のバランスを安定させる効果が期待できるのです。
メリット3:少額からでも、将来の大きな値上がりが期待できる
ビットコイン市場は、株式市場に比べればまだ歴史が浅く、成長の途上にあります。
今後、決済手段としてさらに普及したり、投資対象としての需要が高まったりすることで、価格が大きく上昇する可能性を秘めています。
もちろん価格変動のリスクはありますが、老後資金の一部をビットコインに投資しておくことで、将来的に資産が大きく増える可能性も期待できます。
大切な老後資金を守るために。知っておきたい3つのリスクと対策

もちろん、投資である以上ビットコインにもリスクは存在します。
メリットだけでなく、デメリットやリスクを正しく理解し、対策を講じることが、大切な資産を守る上で非常に大切です。
主なリスク | 具体的な対策方法 |
---|---|
価格の変動が大きい | ①一度に買わず毎月コツコツ買う**「積立投資」 ②短期的な値動きに一喜一憂しない「長期保有」 ③ビットコインだけに頼らない「分散投資」** |
ハッキングや詐欺 | ①金融庁に登録された取引所を選ぶ ②二段階認証を必ず設定する ③「必ず儲かる」といった甘い話は信じない |
税金(確定申告) | ①利益は**「雑所得」になることを理解する ②年間20万円以上の利益が出たら確定申告**が必要と心得る ③不安な場合は税務署や税理士に相談する |
リスク1:価格の変動が大きい → 対策:長期・積立・分散投資
ビットコインの最も大きな特徴は、価格変動(ボラティリティ)が大きいことです。
1日で価格が10%以上動くことも珍しくなく、短期間で大きな損失を被る可能性もあります。
このリスクを軽減するためには、「長期・積立・分散」という投資の基本原則が有効です。
一度に大きな金額を投資するのではなく、毎月1万円ずつなど決まった額を買い続ける「積立投資」を行うことで、購入価格を平準化できます(ドルコスト平均法とは、一定金額を定期的に購入する方法です)。
そして、日々の値動きに惑わされず、数年単位の長期的な視点で保有することが大切です。
リスク2:ハッキングや詐欺に遭う可能性 → 対策:セキュリティと情報収集
デジタル資産であるビットコインには、サイバー攻撃による盗難や、詐欺のリスクも存在します。
こうしたリスクから身を守るために、以下の点は必ず守りましょう。
- 金融庁に登録された、信頼できる暗号資産交換業者を利用する
- 口座のログインには、必ず「二段階認証」を設定する
- SNSなどで見かける「必ず儲かる」「元本保証」といった投資話は詐欺を疑う
自分の資産は自分で守るという意識を持つことが重要です。
リスク3:利益が出ると確定申告が必要 → 対策:税金の仕組みを理解する
ビットコインの売買で得た利益は、原則として「雑所得」に分類され、所得税の課税対象となります。
会社員の方の場合、給与所得以外の所得(ビットコインの利益など)が年間で20万円を超えた場合、確定申告が必要になる可能性があります。
雑所得は他の所得と合算して税率が決まる「総合課税」の対象となり、所得が多いほど税率が高くなる累進課税が適用されます。
税金の計算は複雑な場合があるため、利益が出た際は国税庁のウェブサイトを確認したり、税務署や税理士に相談したりすることをおすすめします。
【初心者向け】50代からのビットコインの始め方|スマホで完結4ステップ

リスクと対策を理解すれば、落ち着いて対応できます。
ここからは、実際にビットコインを始めるための具体的な手順を、4つのステップで解説します。
手続きはすべてスマートフォンで完結し、思った以上に簡単です。
ステップ1:取引所を選ぶ【50代向けの3つのチェックポイント】
最初に、ビットコインを売買するための「暗号資産取引所」に口座を開設します。
銀行を選ぶように、取引所もいくつか種類がありますが、50代の初心者の方は以下の3つのポイントで選ぶと良いでしょう。
- 安全性: 金融庁に登録されている正規の業者であることは絶対条件です。
- 使いやすさ: スマートフォンアプリの画面がシンプルで、直感的に操作できるか。
- 信頼性: 運営会社が大手企業であったり、セキュリティ対策に力を入れていたりするか。
ステップ2:口座を開設する【スマホのカメラで本人確認】
利用したい取引所を決めたら、公式サイトやアプリから口座開設を申し込みます。
基本的な流れは以下の通りで、10分程度で完了します。
- メールアドレスとパスワードを登録する
- 名前、住所、職業などの基本情報を入力する
- スマートフォンを使い、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類と、ご自身の顔写真を撮影して提出する
審査が完了すれば、取引を開始できます。
ステップ3:日本円を入金する【普段お使いの銀行口座から】
口座が開設できたら、ビットコインを購入するための日本円を入金します。
入金方法は、普段お使いの銀行口座からの「銀行振込」や「インターネットバンキングからの入金」が一般的です。
取引所のアプリの指示に従って操作すれば、簡単に入金を完了できます。
ステップ4:まずは1万円からビットコインを買ってみる
口座に日本円が反映されたら、いよいよビットコインを購入できます。
取引所のアプリを開き、ビットコインを選んで、購入したい金額(例:10,000円)を入力するだけで、簡単に購入が完了します。
まずは、万が一価値がなくなっても生活に影響のない「余剰資金」の範囲内で、少額から試してみることを強くおすすめします。
50代の初心者にこそおすすめ!安心・簡単な国内暗号資産取引所3選
「どの取引所を選べばいいか分からない」という方のために、先ほどの3つのチェックポイント(安全性・使いやすさ・信頼性)を満たした、初心者におすすめの取引所を3つご紹介します。
取引所名 | 特徴 | こんな人におすすめ |
---|---|---|
Coincheck(コインチェック) | ・アプリのダウンロード数No.1で、画面が非常に見やすく直感的 ・東証プライム上場のマネックスグループ傘下で安心感が強い ・500円からビットコインが買える | ・とにかく簡単な操作で始めたい ・スマホの操作に自信がない |
bitFlyer(ビットフライヤー) | ・ビットコイン取引量6年連続No.1の実績 ・セキュリティ体制に定評があり、創業以来ハッキング被害ゼロ ・1円からビットコインの取引が可能 | ・実績とセキュリティを最も重視したい ・できるだけ少額から試してみたい |
SBI VCトレード | ・大手金融グループ「SBIグループ」が運営しており、信頼性が高い ・各種手数料(入出金、送金など)が無料 ・積立サービスも充実している | ・普段からSBI系の金融サービスを利用している ・手数料をできるだけ抑えたい |
【億りBit独自調査】50代でビットコイン投資を始めた人のリアルな声

当メディア「億りBit」が独自に調査した、50代でビットコイン投資を始めた方の声をご紹介します。
「退職金の一部で始めました」 (58歳・男性・元会社員)
最初は怖かったですが、まずは10万円だけと決めて始めました。
毎日価格をチェックするのが日課になり、経済ニュースにも詳しくなりました。
まだ大きな利益は出ていませんが、新しいことを学ぶ楽しさがあり、生活にハリが出ています。
「スマホで簡単にできると聞いて」 (55歳・女性・主婦)
娘に勧められてCoincheckで口座を作りました。
アプリの操作が思ったより簡単で、銀行にお金を預けておくよりは夢があるかな、と。
月に5,000円だけ、お守りのような感覚で積み立てています。
「もっと早く始めればよかった」 (53歳・男性・自営業)
一度、価格が急に上がった時に焦って売ってしまい、その後さらに高騰して悔しい思いをしました。
やはり短期的な値動きで判断せず、どっしり構えて長期で持つことが大事だと学びました。
失敗もしましたが、良い勉強になっています。
50代からのビットコイン投資に関するよくある質問(Q&A)

最後に、50代の方が抱きがちな疑問について、Q&A形式でお答えします。
Q1. 利益が出たら、税金はいくら払う必要がありますか?
A. ビットコインで得た利益(雑所得)は、給与などの他の所得と合算され、その合計金額に対して所得税がかかります。
日本の所得税は、所得が高いほど税率も高くなる「累進課税」が採用されています。
例えば、課税される所得金額が300万円の場合の税率は10%ですが、700万円の場合は23%となります。
正確な税額は個人の所得状況によって異なるため、詳しくは国税庁のウェブサイトをご確認ください。
Q2. もし自分に何かあったら、家族はビットコインを相続できますか?
A. はい、ビットコインも預貯金や不動産と同じように、相続財産の対象となります。
ただし、ビットコインはデジタル資産であるため、ご家族がその存在を知らず、ログイン情報が分からないと引き出せない可能性があります。
万が一の事態に備え、利用している取引所名、ログインID、パスワードの保管場所などを、信頼できる家族に共有しておくか、エンディングノートなどに記しておくことが重要です。
まとめ:小さな一歩で未来の安心を。50代からの賢い資産づくり

この記事が、あなたの未来の安心につながる、小さな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
- ビットコインは社会的な信頼性が高まっており、50代からでも決して遅くない
- インフレ対策や分散投資として、老後資産を守る一助となり得る
- 価格変動などのリスクはあるが、「長期・積立・分散」で軽減できる
- スマホ一つで、500円程度の少額から安全に始められる
先の見えない時代だからこそ、これまでの常識にとらわれず、新しい知識を身につけて資産を守り育てていく視点が大切になります。
ビットコイン投資は、そのための有力な選択肢の一つです。
この記事が、あなたの未来の安心につながる、小さな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
まずは情報収集の一環として、使いやすい取引所の口座を無料で開設してみることから始めてみてはいかがでしょうか。