メルカリのビットコインは儲かる?評判・デメリットから税金まで徹底解説【初心者向け】

メルカリの売上金、どう使っていますか?
「そのまま次の買い物に使う」「現金化して貯金する」など、使い道は様々だと思います。
そんな中、メルカリアプリ内で「ビットコイン」が買えるようになったのをご存知でしょうか。

「投資には興味があるけど、専門の取引所はなんだか難しそう…」
「使い慣れたメルカリで、少額からなら試してみたいかも?」
この記事は、そんな期待と少しの不安を抱えているあなたのためのものです。

この記事を読めば、メルカリのビットコイン取引の仕組みから、メリット・デメリット、気になる評判や税金のことまで全てがわかります。
そして、あなたが本当にこのサービスを始めるべきか、その答えがきっと見つかるはずです。

結論:メルカリのビットコインは「お試し投資」に最適!こんな人におすすめ

結論から言うと、メルカリのビットコイン取引サービスは、本格的な資産運用ではなく「暗号資産(仮想通貨)を気軽に体験してみたい」という初心者の方に最適なサービスです。

まずは、どのような人におすすめで、どのような人にはあまり向いていないのかを見てみましょう。

こんな人におすすめ!こんな人には向かないかも…
暗号資産投資がどんなものか体験してみたい本格的に大きな利益を狙いたい
専門の取引所で口座を開くのは面倒だと感じるビットコイン以外の様々な銘柄(アルトコイン)に投資したい
メルカリの売上金やポイントを有効活用したい購入した暗号資産をNFTゲームやDeFiで使いたい
まずは1円などの超少額から始めてみたいレバレッジ取引など高度な取引がしたい

このように、メルカリのサービスはあくまで「入門編」と位置づけられています。
もしあなたが「おすすめな人」に当てはまるなら、このサービスは暗号資産の世界への素晴らしい入り口になるでしょう。

メルカリのビットコインとは?売上金で始められる新サービスの特徴

メルカリのビットコイン取引は、フリマアプリ「メルカリ」内でビットコインなどの暗号資産を売買できるサービスです。
運営しているのはメルカリの子会社である「株式会社メルコイン」です。

専門知識がなくても始められるよう、非常にシンプルな設計になっているのが特徴です。
主なポイントを3つにまとめました。

特徴詳細
① いつものアプリで完結新たに別のアプリをインストールしたり、専門の取引所で口座開設したりする必要がありません。メルカリアプリの中で本人確認から購入・売却まで全てが完結します。
② 売上金やポイントが使えるメルカリで物を売って得た売上金や、キャンペーンでもらったメルカリポイントを使って、1円からビットコインを購入できます。現金を用意する必要がないため、心理的なハードルが低いのが魅力です。
③ ビットコイン以外の銘柄もサービス開始当初はビットコインのみでしたが、現在ではイーサリアム(ETH)やエックスアールピー(XRP)といった他の主要な暗号資産も取引可能です。

これらの特徴から、メルカリのサービスは「投資」というより「貯金」や「ポイント活用」の延長線上にある、新しいお金の体験と言えるかもしれません。

【本音】メルカリビットコインの良い評判・悪い評判を徹底調査

手軽さが魅力のメルカリビットコインですが、実際に利用している人はどう感じているのでしょうか。
SNSなどで見られるリアルな評判を調査しました。

良い評判・口コミ悪い評判・口コミ
「本当にすぐ始められて簡単だった」「スプレッド(手数料)が高すぎる」
「売上金がそのまま使えるから便利」「買ったビットコインを外部に送金できないのが不便」
「100円だけ買ってみたけど、値動きを見るのが楽しい」「本格的にやるなら専門の取引所の方がいい」
「アプリの画面がシンプルで分かりやすい」「値動きが激しくて怖い思いをした」
「ポイントが失効する前にビットコインに換えられて良い」「儲かると思って始めたけど、マイナスになった」

良い評判としては、やはりその「手軽さ」や「分かりやすさ」を評価する声が多く見られました。
一方で、悪い評判の多くは、実質的な手数料である「スプレッド」の高さや、機能制限に関するものでした。
これらのデメリットについては、次の章で詳しく解説します。

始める前に知るべき3つのデメリットと注意点【損しないために】

メルカリのビットコイン取引を始める前に、必ず知っておくべきデメリットと注意点があります。
これらを理解しておくことが、後悔しないための第一歩です。
特に重要な3つのポイントを解説します。

注意点①:手数料無料の罠?実質コスト「スプレッド」とは

メルカリのビットコイン取引は「取引手数料は無料」とうたっています。
しかし、実際には「スプレッド」と呼ばれる見えないコストが存在します。

スプレッドとは、暗号資産を買うときの価格(購入価格)と、売るときの価格(売却価格)の差額のことです。
この差額が、メルカリ(メルコイン)の利益となり、私たちユーザーにとっては実質的な手数料となります。

項目メルカリ一般的な暗号資産取引所
取引手数料無料無料または有料(約 0.01% 〜 0.15%)
スプレッドあり(非公開、1%〜5%程度と言われる)あり(比較的狭い傾向)
実質コストスプレッド分取引手数料 + スプレッド分

例えば、ビットコインの売却価格が 1 BTC = 1000万円の時に、購入価格が 1 BTC = 1020万円だった場合、この20万円の差がスプレッドです。
このスプレッドは常に変動しており、特に価格の動きが激しい時には広がる(差が大きくなる)傾向があるため注意が必要です。[^1]

注意点②:買ったコインは動かせない!外部への送金・入金ができない

メルカリで購入したビットコインは、メルカリアプリの外に持ち出すことができません。
同様に、他の取引所などからビットコインをメルカリのアカウントに送ることも不可能です。

これが具体的にどういうことか、以下の表で確認してみましょう。

項目説明
できること・メルカリアプリ内でビットコインなどを売買する
・ビットコインを売却してメルペイ残高に戻す
・メルペイ残高を銀行口座から出金する
できないこと・他の暗号資産取引所へ送金する
・個人のウォレットへ送金する
・NFTゲームやDeFiなどのサービスで利用する

つまり、メルカリのサービスは暗号資産の様々な活用を目的とするのではなく、あくまでアプリ内で「買って」「売る」という価格変動を楽しむことに特化した、シンプルな仕組みになっています。[^7]

注意点③:年間20万円超の利益で確定申告が必要

メルカリのビットコイン取引で得た利益は「雑所得」に分類され、税金の対象となります。
特に会社員などの給与所得者の場合、年間の利益が20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。

利益が確定するのは、以下のタイミングです。

  • ビットコインを売却して日本円にしたとき
  • ビットコインを使ってメルカリで商品を購入したとき

例えば、1万円で買ったビットコインが1万5000円に値上がりし、それを売却した場合、差額の5000円が利益となります。
この利益の合計が年間で20万円を超えた場合は注意が必要です。
メルカリでの不用品販売で得た利益(生活用動産の売却益は非課税)とは計算が異なるため、混同しないようにしましょう。[^2]

初心者でも簡単!メルカリビットコインの始め方から現金化までの全手順

デメリットを理解した上で「それでも始めてみたい」という方のために、具体的な手順を解説します。
メルカリアプリさえあれば、驚くほど簡単に始めることができます。

Step1:本人確認・申し込み

  1. メルカリアプリの「マイページ」から「ビットコイン」をタップします。
  2. サービスの申し込み画面が表示されるので、各種規約に同意して申し込みます。
  3. まだ「アプリでかんたん本人確認」が済んでいない場合は、画面の指示に従って本人確認書類(マイナンバーカードなど)の登録を行います。
  4. 審査が完了すれば、取引を開始できます(最短即時)。

Step2:ビットコインの購入

  1. ビットコインの取引画面で「買う」をタップします。
  2. 購入したい金額を日本円で入力します(1円以上)。
  3. 購入に利用する資産(メルペイ残高、ポイント、チャージしたお金)を選択します。
  4. 内容を確認し、「購入する」ボタンをタップすれば完了です。

Step3:ビットコインの売却・現金化

  1. 取引画面で保有しているビットコインを選択し、「売る」をタップします。
  2. 売却したい数量または金額を指定します。
  3. 内容を確認し、「売却する」ボタンをタップすると、ビットコインが日本円に換算され、メルペイ残高に即時反映されます。
  4. 現金化したい場合は、メルペイ残高を銀行口座に出金します(手数料200円)。

メルカリのビットコインに関するQ&A

最後に、メルカリのビットコイン取引に関してよくある質問をまとめました。

質問回答
Q. 取引できる時間は?A. 原則として24時間365日、いつでも取引が可能です。ただし、定期メンテナンスや臨時メンテナンスの時間帯は取引できません。
Q. 結局、専門の取引所とどっちがいいの?A. 目的によります。**「手軽さ」を最優先するならメルカリ、「手数料の安さ」「機能の豊富さ」**を求めるならCoincheckなどの専門取引所がおすすめです。
Q. 何歳から始められますか?A. 20歳以上の方が対象です。(2025年1月時点)
Q. お得なキャンペーンはある?A. 時期によって、ビットコインの積立設定でポイントがもらえるなどのキャンペーンが実施されることがあります。始める前にアプリ内で確認してみましょう。
Q. 安全性は大丈夫?A. メルカリは金融庁に登録された暗号資産交換業者であり、セキュリティ対策もメルカリ本体と同水準で行われています。ただし、価格変動リスクは自己責任となります。[^5]

まとめ:メルカリで暗号資産デビュー!まずは失ってもいい少額から始めよう

この記事では、メルカリのビットコイン取引サービスについて、その特徴から評判、デメリット、税金、始め方までを網羅的に解説しました。

  • メルカリのビットコインは、初心者が暗号資産を体験する「お試し」に最適なサービスです。
  • 売上金やポイントを使い、1円から始められる手軽さが最大の魅力です。
  • 一方で、スプレッド(実質的な手数料)や外部送金ができないといったデメリットもあります。
  • 年間20万円を超える利益が出た場合は、確定申告が必要になることを覚えておきましょう。

投資に「絶対儲かる」という保証はありません。
しかし、メルカリのサービスを使えば、缶コーヒー1本分のお金で、未来のテクノロジーである暗号資産に触れることができます。
まずは、なくなっても生活に影響のない少額から、新しいお金の世界を体験してみてはいかがでしょうか。


脚注
[^1]: メルカリビットコイン(メルコイン)の手数料を解説|2025 年 – cryptodnes.bg
[^2]: メルカリでのビットコイン取引の税金・確定申告はどうする? – CryptoLinc
[^3]: メルカリのビットコイン取引とは?評判やデメリットを徹底解説! – DIAMOND JUMP
[^4]: メルカリのビットコイン取引とは?手数料やデメリット – ZUU online
[^5]: 「メルカリ」のビットコイン取引サービスの評判!口コミから – mercari column
[^6]: メルカリビットコイン取引の手数料は?スプレッドも詳しく解説 – CoinSpeaker Japan
[^7]: メルカリビットコイン(メルコイン)の手数料を解説|2025 年 – cryptodnes.bg